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特集

聖徳太子の1400年忌記念

~聖徳太子ゆかりの地を訪ねて~

令和3年は、『聖徳太子の1400年忌』という節目の年にあたります。
仏教精神を礎として理想的な国家を築こうとした太子の教えは、
今もなお、日本人の心のよりどころとして生き続けています。

大阪にある「太子ゆかりの地」
あなたはいくつ知っていますか?
太子を想う歴史の旅へ!いざ出発!

叡福寺

境内に聖徳太子御廟(磯長廟)を擁する叡福寺は、四天王寺、法隆寺とならんで、太子信仰の中核となった寺院です。
「太子まいり」で親しまれる大乗会式は、聖徳太子の命日にちなみ、4月11日と12日に行われます。日本遺産1400年に渡る悠久の歴史を伝える「最古の国道」の構成文化財の一つです。

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【ココに注目!】

大乗会式

毎年4月11日に行われる叡福寺最大の法要です。聖徳太子の命日、2月22日を太陽暦に換算し4月11日とされました。
その歴史は古く、会式盛大に執り行ったことを伝える中世の文書が多く残されており、いにしえの聖徳太子信仰が受け継がれています。
この日境内では盛大な法要が執り行われ、金堂前では醍醐寺三宝院門跡により護摩供養、聖徳太子御廟前の石段から餅が撒かれます。

四天王寺

物部守屋と蘇我馬子の合戦の時、崇仏派の蘇我氏についた太子が不利を打開するために四天王像を彫りました。
「勝利後は、四天王を安置する寺院を建て、全ての人を救済する」と誓い、実際に勝利後に建立されたのが四天王寺です。
聖徳太子の一生が描かれた絵伝が、毎月22日に公開されています。
毎月21日(大師会)、22日(太子会)の2日間は縁日が催され、法要だけではなく境内には骨董品をはじめ多くの露店が軒を並べます。

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【ココに注目!】

勝鬘院愛染堂

良縁成就・夫婦和合で有名な愛染明王が奉安されているため、「愛染堂」として親しまれています。毎年6月30日、7月1・2日には、大阪の三大夏祭りのひとつとして有名な愛染祭が行われます。

四天王寺周辺のまちなみ

四天王寺への参道の商店街には、漢方薬、扇子屋、漬物屋、饅頭屋などが軒を並べています。
毎月21日のお大師さんの日には、境内に露店も並び、賑わいをみせます。平成18年度に府民投票をもとに「大阪まちなみ百景」に選定されています。

堀越神社

四天王寺建立と同時期に、聖徳太子が叔父の第32代・崇峻(すしゅん)天皇を偲んで茶臼山に建立したと伝えられ、四天王寺七宮のひとつに数えられる神社です。

大聖勝軍寺

聖徳太子ゆかりの河内三太子の一つで「下ノ太子」と呼ばれます。仏教の受入れをめぐって聖徳太子、蘇我馬子が物部守屋と戦った際に、聖徳太子を守ってくれた椋木(むきのき)を称えるために建立されたと伝えられています。
毎年お盆の2日間、絵や歌を書き添えた絵灯ろうを本堂や境内に吊るして送り火供養をする絵灯ろう祭(万灯会)が行なわれ、幻想的で温かい光が境内を包みます。

長栄寺

聖徳太子の開創と伝えられ、本尊の十一面観世音-重要文化財-も太子が自ら刻んだものといわれ、府の文化財に指定されています。本堂は火災で焼失し、文政8年(1825年)に再建されました。

野中寺

「中の太子」とも呼ばれ、太子町・叡福寺の「上の太子」、八尾市・大聖勝軍寺の「下の太子」とならぶ「河内三太子」のひとつです。野中寺に安置されている重要文化財の金銅弥勒菩薩像は、代表的な白鳳期の仏像として著名です。

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竹内街道

聖徳太子信仰が盛んになるにつれて街道沿いにある聖徳太子御廟やそれを守る叡福寺が霊場となり「信仰の道」としてもにぎわいを見せていました。

グルメ・特産品情報

太子せんべい

しっとりとした上品な口どけ!絵柄はたいしくん叡福寺など。

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太子最中

ゆずあんを香ばしい皮でつつんだ一口サイズで老若男女問わず人気。

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聖徳太子没後 1400年記念 「干支絵皿」

2022年に干支が一周し、和(輪)が完成する色とりどりのお皿。

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イベント情報

聖徳太子1400年御遠忌大法会、特別拝観「聖徳太子絵伝」一挙公開

【御遠忌大法会】
聖徳太子御廟前におきまして約1ヶ月にわたり大法要を厳修。一般の皆様も参拝可能。


【奉納行事】
雅楽、献華式、献茶式、新作能、狂言など日本の伝統文化を通して、太子とのご縁が結べます。

令和3年4月10日(土)~5月11日(火)

場所:叡福寺(大阪府南河内郡太子町太子2146)
交通:近鉄南大阪線「上ノ太子」駅

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太子聖燈会

叡福寺境内、西方院、太子・和みの広場を燈火で飾るイベント。
なら燈花会をモデルに、地元住民有志が立ち上げた、魅力ある太子町のまちづくりをめざす取り組みです。
10,000個もの燈火が醸し出す幻想的で幽玄な世界は、人々の心を打ち、多くの参加者を集めています。

毎年4月下旬頃

場所:叡福寺周辺
交通:近鉄南大阪線「上ノ太子」駅

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竹内街道灯路祭り

日本最古の官道(国道)と伝えられ、平成29年度日本遺産に認定された「竹内街道(たけのうちかいどう)」を灯ろうのほのかな明かりで浮かび上がらせる、太子町秋のイベント。

竹内街道沿いに立ち並ぶ伊勢灯ろうや地蔵堂。
往来文化がもたらしたにぎわいと風情あるたたずまいを継承すべく始まりました。

太子町ゆかりの古人に扮した町民が街道を練り歩く時代行列や古民家でのコンサート、軒下ギャラリーなど、楽しい催しがもりだくさんの地域住民手づくりのイベントです。

毎年10月中下旬

場所:叡福寺周辺
所在地:太子町大字春日西交差点から道の駅「近つ飛鳥の里・太子」
交通:近鉄南大阪線「上ノ太子」駅、または近鉄長野線「喜志」駅下車金剛バス「太子町役場」下車、または「竹内街道春日西」下車すぐ

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たいし聖徳市

町の顔づくりと地域の活性化を願い、ふれあいとまちおこしを旗印にスタートした住民主導の青空市。
物販の域を超えた、社会的、文化的な活動を包含した協働の地域活動ですが、行政からの補助はなく、自立運営で取り組んでいます。

毎月第3日曜日
(4月・8月・10月・11月は変則)

所在地:大阪府南河内郡太子町太子2150
交通:近鉄南大阪線「上ノ太子」駅

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マップ

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源氏三代の墓から叡福寺コース 聖徳太子御廟から天皇陵を巡るコース 叡福寺から歴史資料館+小野妹子墓コース 叡福寺から歴史資料館コース
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